2009年度第35回経営ゼミナールに参加して

摘要

化学工学会の経営ゼミナールは1975年から毎年開催されており，今年度で35回目を迎えた。過去からのゼミナールテーマは「日本化学産業のこれからの動向と展開（1975～1985の講演プログラムから抜粋）」「経営者の人格に触れ，自己啓発に資する場として（1986～1997）」「転換期にある化学工業の進むべき道（1998～1999）」「21世紀の化学産業に携わるリーダーはどうあるべきか（2000～2002）」「これからの日本の経営マインドをまなぶ（2003）」「次代を拓く経営活力創造のために（2004）」「自ら動く，次代を拓く（2005～2006）」「変革と成長への挑戦（2007～2008）」「歴史的変革への挑戦（2009）」であり，化学産業を取り巻く時々の状況を踏まえて，これからリーダーとなるべき人財がいかなる考え方·姿勢で経営に取り組むべきかを考える良い機会になっている（2000年以降，より能動的なテーマになっていることにお気づきだろうか）。