日本ME学会産科婦人科学会合同委員会および

摘要

産婦人科臨床で古くから医師の視診，触診，聴診によって診察が行われたのは他科と同様であり． 産科では妊婦腹部を触診して胎児所見と陣痛を知り，トラウべ聴診器で胎児心音を聞いて胎児生存を確かめていましたが，どの場合も診察者の感覚と判断に頼っていたので得られた所見は自覚的でした． 客観的所見は骨91TxQ'Il真など僅かな領域だけで． ME技術と超音波診断の導入によって大幅に客観化され，近代産科学が発展しました．