スポーツにおけるM－testの有用性に関する検討6一合宿で疲労した大学硬式テニス選手を対象に

摘要

【目的】我々はスポーツにおけるM-test（経絡テスト）の有用性について検証している。 今回は、合宿による過度な疲労状態にある大学硬式テニス選手を対象に、M－testが無自覚な不調動作を検出する方法となるか、またその治療効果について検討を行った。 【方法】対象はY大学硬式テニス部員37名で、事前に鍼治療群（18名（男13、女5）、年齢19．7歳、テニス歴4．2年）と対照群（19名（男11、女8）、年齢20．2歳、テニス歴4．3年）に群分けした。 5良問の合宿期間中、鍼治療群に対しては夕食後毎にM－teStを用いて円皮鍼（バイオネックス0．6mm）による治療を行った（計4回）。 評価として、アンケート（身体疲労状況やM－teStについて等）や疲労に対するVAS、pOMS短縮版、指床間距離、利き腕の握力、右足のハムストリングの筋硬度を測定した。