OSHMS導入·普及促進に関する調査研究会現地調査報告--奥村組土木興業㈱有年砕石工場訪問

摘要

新幹線ひかりにて、岡山駅手前の相生駅で下車すると、あいにく冷たい雨が降っており、タクシーを捜し赤穂市来有年にある奥村組土木興業㈱有年砕石工場を目指す。工場は昭和39年設立で、地元の知名度も高く、運転手さんに行先を告げると直ぐに分かった。 国道2号線を20分位下り、左折すると直ぐに高くて急峻な採石場が見える。 事務所2階の会議室では光盛生産部長の他3名の責任者の方々がヒヤリングに対応して下さり、会社の前向きな取り組み姿勢と安全意識の高さが伺えた。 事務局より『採石業におけるリスクアセスメントの導入』（案）について説明し、それぞれのご意見をいただいた。 概ね、ご理解をいただいている様子であるが、この会社は土木·建築·設備工事他を行い、資本金10億円·売上高445億円·従業員800名で大変大きな会社で、砕石部門（プロダクト事業部）はその中の一部門である。 社内には安全環境管理室·教育安全部·安全課などがあり、会社独自の安全パトロール·安全会議·朝礼·安全ポスター作成など、積極的に安全に取り組んでいる。 今回訪問した有年工場では昭和51年9月より、無事故記録が継続しており素晴らしい成果を挙げている。