廃棄物熱分解ガス化改質·溶融システムのリサイクル技術と無害化技術

摘要

資源循環型社会の実現には，廃棄物を無害化すると共に，有用な資源としてリサイクルすることが求められる。 著者らは，廃棄物を有用な可燃性ガス（以下，クリーンガスという）に変換し，原動機やバーナなどの燃料として有効利用することを特徴とする「ガス化改質·溶融方式」による廃棄物処理システムの開発を進めている。 2001年2月には，10t／日の試験設備において，都市ごみを用い，35日間の連続運転を含む延べ100日以上の実証運転を完了した。 この実証試験は，（財）廃棄物研究財団の「廃棄物処理技術開発支援事業」の中で実施され，有識者で構成された委員会の審査により，本システムが厚生省 ǖ睍r）通知の「ごみ処理施設性能指針」こ適合する優れた新技術であることが認められた。