棒鋼桂および鋼製キャピタルを有するフラットプレート架構の開発と実施

摘要

棒鋼柱を用いた標題の架構形式は、力学上合理的に鋼材を利用した部材（柱）、容易な施工性、さらには意匠的にも優れたデザインが可能となることを追求して開発された設計・施工システムである。「軸力のみ負担することを明確にした柱」を極限までスレンダーにすることを目的に、従来機械や船舶のスクリューシャフトとして用いられていた棒鋼に着目し、建築構造用太径丸鋼の材料認定を取得することにより、本鋼材の建築物への適用を容易にした。