木質ペレットの含水率がダウンドラフト式ガス化炉で 生成されるタール成分に及ぼす影響

摘要

木質バイオマスのガス化において，副生成物である タールの生成量はできるだけ少なくしたい．一方，生 成された可燃性気体をレシプロ内燃機関で電力(動力) に変換する場合，タールだけでなく，水分が多いと燃 料供給装置に深刻な不具合を発生させることがわかっ ている．そこで，筆者らは市販の食品乾燥機 (Tohmei TTM-435S) を用いて含水率の少ない木質バイオマスを 作成，ガス化させた．このとき，タールを採取して gravimetric analysis により重量計測を，GCMS (Shimadzu GCMS-QP2010) により成分計測を行った． 含水率は AND MF-50 で計測した．