ゼオライト膜脱水プロセス ZEBREXを用いたバイオエタノール 精製プロセスの紹介

摘要

ゼオライト膜を用いた膜分離方法は、蒸留や吸着剤 による分離に比べ、エネルギーの使用量が大きく削減 できるほか、高分子膜などよりも広い温度範囲で適応 できる利点があり、新しい分離方法として注目されて いる。特に共沸する水／エタノールには適した分離技 術であり、A 型ゼオライト膜は日本、インド、欧州で はバイオエタノールの精製に実用化されている。とこ ろが世界のバイオエタノール生産量の50%を占める米 国ではゼオライト吸着剤を用いた PSA（Pressure Swing Adsorption）がデファクスタンダードであり実 生産設備としてゼオライト膜が導入された事例はない （三菱ケミカル社調査）