3倍拡管を実現した特殊可動金型を用いたハイドロフォーミング技術の開発（大拡管ハイドロフォーミング技術を用いたアクスルハウジングの開発 第2報）

摘要

一方，一体型アクスルハウジングは3倍近い大拡管が必要のうえ，長尺管の中央部のみが膨出した形状で軸押しによる材料流入が難しく，通常のHFでは成形が困難である．また，同様の形状で管端のスエージ加工と中間熱処理を併用した一体成形例はあるものの，量差化を考慮すると中間熱処理を行わずに，かつ冷間加工で成形できることが望ましい．そこで，以上のように成形難易度が非常に高い一体型アクスルハウジングの成形を実現するため，大拡管ハイドロフォーミング技術を開発した．