ライフパートナー授業における４コマ漫画を用いたケースカンファレンスの実践報告 : 実践を他者に的確に伝える方法として

摘要

本学部を代表する地域連携・実践力育成授業の一つとなっている「ライフパートナー事業（1994年開始）」は，学校教育相談研究Ⅰ～Ⅳの実践活動として位置づけられている。地域での実践は学生個人での活動が主となっており，授業内でのケースカンファレンスは，主に報告レポートを用いて行われてきた。文章だけでは伝えきれない活動状況をより的確に伝えるために，学生作成の４コマ漫画による実践報告（グループワーク）を試験的に実施した。４コマ漫画は，描かれた絵によって事例を短時間で共有することができるとともに，学生が活動を振り返る際に，起承転結で的確に事例を捉え直すことができる等，新たな可能性を見出した。