Cross-sectional Study of Good Walker's Index (Kenkyakudo) and Knee Extensor Strength in Older Women

摘要

転倒予防教室に参加した高齢女性の運動機能測定データから、各評価指標の加齢に応じた変化を明らかにすることを研究目的とした。平成14年2月から平成15年3月までに新潟県内7市町村で実施した教室に参加した、60歳以上85歳未満の女性136人を対象とした。 10m全力歩行速度、最大一歩幅、膝伸展筋力などについて、各指標と年齢との間で相関係数の検定と単回帰分析を行った。さらに指標間の関連を調べた。結果として、全指標で加齢に応じて低下の傾向が見られた。 60歳以降1歳の加齢毎に、歩行速度は1.4(m/分)遅くなり、一歩幅は1.1(cm)短くなり、一歩幅・下肢長比は1.3(%)低下し、筋力は0.85(N・m)低下することが予測できると考えた。先行する研究と比較して相関は弱かった。