Physiological Studies of the Developing Fruit of Chinese Gooseberry (Actinidia chinensis PLANCH.) : II. Effects of KT-30 1-(2-chloro-4-pyridyl)-3-phenylurea on Fruit Growth

摘要

キウイフルーツu27ヘイワードu27の果実肥大に対するKT-30処理の影響を調査した.2.5〜20ppmの濃度でKT-30を処理した場合, いずれの濃度においても著しい果実肥大効果が認められた.しかし, 濃度間で顕著な差はみられなかった.開花10日前より5日間隔でKT-30(20ppm)を処理すると, 満開後のいずれの時期に処理しても著しい果実肥大効果がみられたが, 開花前では処理効果は劣っていた.KT-30処理による果実肥大効果は細胞分裂停止期の遅延による細胞数の増加と細胞肥大の両者によっていた.ただし, KT-30処理は糖度には影響しなかった.KT-30処理果実及び無処理果実の大きさと種子数との間には密接な相関関係が認められた.なお, KT-30処理による種子数の減少は認められなかった.