How to Establish a Debate on High-Level Radioactive Waste Management as a Game : a Case Study on the Interventions of the Positive Side in a University “Debate Education” Class

摘要

本研究では、千葉大学教育学部において開講されている「ディベート教育論」において行われるディベートを対象とする。この授業で扱われている論題では、例年、肯定側が勝ちにくいという問題があり、その問題を筆者が肯定側に介入することによって解消できるような「誘導 (入れ知恵)の仕方」を考え、検討する。そして、実際に肯定側の学生に指導し、筆者の指導がディベートの試合においてどのような成果があったのかを考察をする。経験のある者が、昨年度以前の試合から肯定側の勝利ポイントを探し、それを踏まえた上で、初学者に入れ知恵をすることで、初学者は、新しい視点を持ち、勝ちにくかった肯定側が勝てるようになることが示唆された。