Studies on Composts and Fertilization in Pot-Plant Culture : VI. The Cause of Growth Inhibition of Pot-Mums (Chrysanthemum Morifolium Ramat.) at Planting Time

摘要

施肥全量を元肥とした場合, 定植時におけるポットマムの生育障害の実態と原因を明らかにすることを目的として本実験を行なった.その結果, 生育障害は大粒径区(5-3mm)において著しく, 小粒径区(1mm>)では標準施肥量区(N, P_2O_5, K_2Oでそれぞれ0.375g/3.5号鉢)の2倍区においても観察されなかった.このような大粒径区(5-3mm)における生育障害は, 鉢内の垂直的な土壤溶液のECの分布状態にもとづくものであり, 特に土壤溶液中のアンモニア態チッ素の濃度が上層(0-3cm), 中層(3-6cm)できわめて高いことに起因していると推定した.