Clinical statistics of the operations during a 10-year period at the Department of Urology, Kouga Public Hospital: 1993-2002

摘要

当院泌尿器科における過去10年間の手術統計を報告した.総手術件数は2909件で,この内ESWL(体外衝撃波結石破砕術)は延べ806件であった.臓器別手術件数では,副腎・腎・後腹膜手術総数は107件で,この内,腎癌に対する根治的腎摘除術:24例,上部尿路上皮腫瘍に対する腎尿管全摘除術:20例であった.腎盂・尿管手術総数は68件で,内25例がTULで最も頻度が高く,ESWL導入以降増加傾向にあった.膀胱手術総数は770件で,膀胱腫瘍に対するTUR-Btが多く,暫時増加傾向にあった.また,間質性膀胱炎に対する水圧拡張術も目だって増加傾向にあった.前立腺手術総数は253件で,PSAが一般化され,前立腺生検が増加傾向にあった.尿道手術総数は83件で,内62件が腹圧性尿失禁に対する手術であった.陰茎・陰嚢内手術総数は332件で,内132件が包茎手術であった.その他の総数は379件で,内249件がシャント造設術であった