Clinical study of prostate cancer--statistical analysis in the last 10 years

摘要

1984年12月までの10年間51例について,初診時排尿障害27例,頻尿,残尿感9例,stage Dが23例,Cが20例,低分子癌では26/27例がC以上,中分化癌では12/15例が,高分子癌では5/9例がC以上の進行癌であった.43例が進行癌で,低中分化症例が42例を占めた.D群の5年生存は31例とやや良好であった.癌死以外の死因第一位は心血管系で7例に認められた.初診より再燃までCで平均40±18ヵ月,Dで20±7ヵ月で,再燃より死亡まではBでは33±7ヵ月,Cで22±12ヵ月,Dで4±2ヵ月となった.初診時の分化度に比し,死亡時に低下するのはホルモン療法に不反応性の未分化細胞が増したものと推定される