Screening for prostatic diseases in one-day total health check-up by using prostate specific antigen, international prostate symptom score and QOL index

摘要

企業日帰り人間ドック健診において前立腺症状問診票および前立腺特異抗原(PSA)を用いた前立腺検診を試行し,2次検診の追跡調査を行って結果を解析した.全検診者390名中2名(0.51%)で前立腺癌が発見され,うち1名はstage B2の早期癌であった.問診票により約25%が中等症以上の症状を示したことから,問診票による排尿スクリーニングはドック検診においても簡便で有効な方法であると考えられた.2次検診における泌尿器科専門医の連携があれば,常勤泌尿器科医がいない施設での前立腺検診も有効な手段であると考えられた.今回の検診では2次検診受診率が32.1%と低く,今後は受検者教育を含めた対応が必要と考えられた