On the relationship between swelling pressure and initial moisture content of statically compacted Maaji clay (Department of Agricultural Engineering)

摘要

組粒土について, 土の膨潤圧が締固め時の含水比によって変化することを, 透水試験の結果等から考察してきた。この実験の結果いえることは, 同一間隙比の細粒土について, 締固め時の含水比を変えた場合, 吸水によって生ずる膨潤圧は変化し, その最大値はpF5∿5.5附近に起っていること。また膨潤圧が大きい試料は, 膨潤圧が小さい試料に比べて透水係数が大きくなることである。この実験で膨潤圧の表示は, 試料の単位断面積で表わすと試料高さの要素が入ってくるので, 単位表面積当りで表わした。土の物理量があるこの表面積の要素は, 細粒土における土粒子と水の界面の問題を扱う上で有効な因子と考える。