Enzymatic degradation of sugar cane bagasse components by cellulase preparations (Department of Agricultural Chemistry)

摘要

各種微生物起源酵素剤(セルラーゼ標品)による無処理, アルカリ処理バガスおよびバガス構成成分の分解性について調べた。各種酵素剤による無処理バガスの分解性は極めて低く, アルカリ処理することによって分解性が高められた。セルラーゼオノズカR-10やメイセラーゼは, アルカリ処理バガス, バガスホロセルロース, バガスセルロースおよびバガスヘミセルロースを比較的良好に分解した。とりわけセルラーゼオノズカR-10はバガスホロセルロースに強く作用し, メイセラーゼはバガスセルロースの分解活性が最も高いことがわかった。また, Sporotrichum酵素も両基質に対して高い分解活性がみられた。一方, Aspergillus属酵素であるセルロシンAC40やアキュセラーゼは, 相対的にバガスヘミセルロースを効率良く分解した。