Pesticide-producing Agricultural Food Processing. The spectrophotometric properties of the pigments extracted from the heads of the melon fly, Dacus cucurbitae COQUILLETT (Diptera : Trypetidae) (Department of Agricultural Chemistry)

摘要

食料起源の昆虫視覚阻害剤の迅速な生化学的スクリーニングに応用する目的で, ウリミバエ頭部から抽出された主な水溶性色素を一回のクロマトグラフィにより分離する方法を確立した。ウリミバエ頭部(2,000)からM/30(pH7.0)リン酸緩衝液で得た抽出物のセファデックスG-15カラムクロマトグラフィにより小分子色素が6種(P-I∿P-VI)存在することが認められた。P-IからP-IIIは, 近紫外部に吸収帯を持ち, P-IVからP-VIは, 可視光線を吸収した。P-IVを除いて, 全色素が特異的な蛍光を発した。得られた6色素中, P-III, P-IV, 及びP-VIは光感受性を示した。P-VIのみは, 白色光で退色すると共に, 近紫外部に新しい吸収帯を形成した。これらの結果により, 本分離法が, スクリーニングに利用できることが示された。