Effect of overconsolidation ratio on the shear stress-displacement response of overconsolidated clays (Department of Agricultural Engeneering)

摘要

実験結果から次の点が明らかになった。1)ピーク以後のτ∿D曲線の形状は解析的に次式で表わされる。[numerical formula]ここに, b, cは過圧密比や土性によって決まる定数, τ_f, D_fはピーク強度とそれに対応する変位を示す。2)過圧密状態におけるτ∿Dの挙動は試料の持つ応力履歴によって大きく影響される。すなわち過圧密の程度が高い土ほど, 固結化が進み, 強度の増加とピーク後の強度低下が顕著である。3)ピーク強度と変位の比(τ_f/D_f), ブリトル指数(I_B), 初期変形係数(E_i)等のτ∿D曲線の形状係数と過圧密比とは相関関係が極めて高い。