Development of the Practical Size Apparatus for Making Sosei-Paper

摘要

産業廃棄物の海洋投棄の規制を強化した1996年のロンドン条約改正に伴い、九州の焼酎メーカーは海洋投棄の全面廃止を目指して陸上転換を進めている。我々は、焼酎蒸留粕を有効な資材として利用することを考え、蘇生紙を作製する方法を考案した。今回、蘇生紙の量産化を目指し「蘇生紙作製装置」(2号機)及び「エネルギー自立型蘇生紙連続作製装置」(3号機)の開発を試みた。これらの装置を用いて、蘇生紙の作製を重ねながら、装置の問題点を明らかにし、装置の改良を進めてきた。ここではそれらの結果について報告する。