清水哲朗“のオレ流”写真の流儀第6回「自分の作品を客観的仁見られるか」

摘要

思い入れの強すぎる作品は他人の興味を薄れさせてしまう自分が目指すのは、誰が見ても綺麗でうまい写真なのか。 へたでもいいから個性的な写真なのか。 どちらも併せ持った写真なのか。それをハツキリさせておくと、写真を撮るのも、数ある作品の中からセレクトすることも迷わなくなるだろう。しかし、その自分なりの判断基準に"苦労して撮った"とか、"滅多に遭遇できない"という要素を入れてしまうと、たちまち客観的な見方ができなくなり、本来あるべき選択にプレが生じる。 技術的に問題がなければ、その写真はそれなりに良い評価を得られるかもしれないが、概して思い入れの強すぎる作品は、他人の興味を薄れさせてしまうものだ。