下部タレットをテーブル下に収納したパンチ·レーザ複合マシン「ACIES」－変種変量生産に対応した効率加工の自動化を実現

摘要

モノづくりの主流が新興市場へと移行する一方で、成熟市場では多様化する消費者の嗜好性に対応した新製品を短納期で開発することが要求されています。そのため、新製品の開発には、高い技術力に裏打ちされた“試作能力”と、垂直立上げでリリースできるだけの“短納期への対応力”の両方が求められます。市場はこうした状況を反映して、従来の多品種少量生産から、より柔軟な対応が求められる変種変量生産へとパラダイムシフトしています。その一方で、工業製品のコモディティ化が進み、原価低減も強く求められ、発注元のQ，C，D要求はますます厳しさを増しています。しかも最近のモノづくりは部品単位の生産から製品（モジュール）単位への生産へと様相を変えつつあり、3次元モデルからいち早く、正確で高品位な製品を製造する技術力が要求されるようになってきました。