廃校した高校体育館をリニューアル、板金製品の増産を目指す：ISOの認証取得と効率生産方式（IPS運動）で従業員の意識改革を行う

摘要

数年前の2008年3月、新潟県村上市にある県立中条工業高校が閉校となった。跡地活用について行政や産業界が話し合い、同社をはじめとした3社が、跡地の再利用に名乗りを挙げた。同社が取得したのは廃校となった工業高校の敷地と、学校裏側にある道路から工場にアクセスできるようにするための隣接地を含む約1万2,200m~2また、建物は体育館3棟2,534m~2で、それらを含めた移転費用（体育館改修、給排水、電気、クレーン工事、設備新営、移転費）は約2億円以上。資金は自己資金に加えて、地銀の第四銀行の環境格付けで「AA」を取得することで、私募債の発行から低利融資を受けることができる「エコロジーボンド」を活用して調達した。