“見えるモノづくり”に貢献するCAD/CAMシステム：外食産業を支える食品機械メーカーMetaCAMから『見える安全·高品質が生まれる工場』へ

摘要

今年の仕事始め、日経新聞に企業トップによる経営方針が発表された。 キーワードは『好機』『スピード』『責任』と世相が反映される言葉が並んだ。 近年企業の「社会的責任」に対する関心が高まる中、改めて取引先のみならずそこに働く従業員·消費者·地域社会など多様なステークホルダー（利害関係者）に対して責任を果たすことがこれまで以上に求められている。 モノづくりを行う板金業界にとっての『責任』イコール『品質』。 今回訪れた吉泉産業株式会社は昭和30年から自社開発のフードスライサーを製造する食品機械メーカー。 刃物の熱処理からスタートした同社の技術開発·積極的な設備投資の基本軸には安全·安心·高品質な製品づくりがある。 ここ10年で外食産業が拡大し、需要も拡大の一途をたどる。 しかし、規格化されたものから個別仕様とニーズは多様化し、特急で一級品を求められる時代に突入した。