ハンドトーチ型YAGレーザ溶接機

摘要

近年、板金関係の溶接分野では部分的にTIG溶接機に替わってYAGレーザ溶接機の導入が進んでいる。 熟練された技能者の減少、材料費低減と軽量化のための薄板の採用の促進、また、より付加価値の高い溶接加工の実現のため積極的に熱歪の少ないレーザ溶接機導入を計画するユーザが増加している。 当社では、これらの需要に応えるためピーク出力の高いYAGパルスレーザを利用したハンドトーチ型YAGレーザ溶接機『レーザサーバ ハンディ』を商品化した。 YAGレーザ装置は波長が近赤外光のため、光ファイバにより伝送が可能であり、20年以上前から電子、電機部品、自動車部品業界の生産ラインにおいて小型部品の精密レーザ溶接に利用されてきた実績を持つ。 当社は日本電気(NEC)の中でレーザ加工事業を行っていた部門が2004年に分離独立した会社である。 生産ラインで培われたレーザ技術のノウハウを引き継いだ信頼性の高いハンドトーチ型のレーザ溶接機を開発したのでここにご紹介する。