転炉ゼロスラグ吹錬による環境調和型新製鋼プロセス

摘要

製鋼プロセスで使用する原材料の節軌スラグ発生量の極少化および生産性の向上など，省資源＆省エネルギーを目的に，溶銑脱燐挙動を調査し，溶銑脱燐前のシリコン低減が脱焼石灰効率の向上に極めて有効であることを解明した。これを受け，溶銑脱珪ステーションを建設するとともに，溶銑段階で焼成分を製品規格以下まで低減し，転炉で発生するスラグを"ゼロ"化する環境調和型「ゼロスラグ製鋼法（Zero Slag Process，ZSP）」を確立した。