変わらぬライバル関係：BMW 318i vs メルセデス·ベンツC180 (MERCEDES-BENZ C180) vs アウディA4 2.0SE (AUDI A4 2.0 SE)

摘要

ミドルクラスサルーンのベンチマーク的存在であるBMW3シリーズに、大規模なマイナーチェンジが施されたことはご存知のとおり。 先月号では注目のバルブトロニックエンジンを搭載した318iと316tiをテストコースに持ち込み好印象を得たが、となると次に気になるのは、ライバルとの相関関係がどう変わったかだ。そこで今月は2001年9月号で予告したとおり、メルセデスC180、アウディA4といういつものライバルとの比較を試みる。 BMWのバルブトロニックは説明資料を見る限り、確かに魅力的な新技術に思える。 詳しくはこれまで何回もリポートしたとおりだが、要するに連続式可変バルブリフト機構をスロットルバルブの代わりに用い、ポンピングロスを低減するというあれである。 しかしバルブリフトを0.3mmまで狭めるということは、結局はそれが抵抗となってポンピングロスが生しるわけであり、さほど大きなアドバンテージがあるのだろうか、という疑問も生じてくる。