NISSAN STAGEA 300RX：ニッサンステージア300RX－ターゲットに迷いあり

摘要

カルロス·コーン社長のリーターシッブの下、急速に復活を遂げつつある日産からまた1台、重要なモデルが発売された。ひと足先に大きく変身したスカイラインの人気はいまひとつのようだが、基本構造を同じくするこのステージアの変化はどう受け止められるだろうか？試乗会で最初に乗った300RX （RWD のみ）は、ゴージャスに落ち葉を舞い上げながら足るTVCFを見て何となく想像していた通りの車だった。 ひとことで言って上質感がある。 乗り心地はスムースで滑らか、そして静粛。 スポーティだがややラフで乗り心地も落ち着かなかった先代のステージアとは対照的である。 しかもアグレッシフだった従来モテル（特にマイナーチェンジ後）とは違って、新しいステージアはスタイリングも全体的に落ち着いたものになった。 要するに大人向けの大型ステーション·ワコンとしてのツボを押さえている。 しっとりとした動的な質感は同じVQ 30DD型V6エンジンを積むスカイラインよりも優れていると感じたほどだ。