患者さんは人生の先生(2) 東海道を歩いて糖尿病治療

摘要

2003年1月、g歳の男性が、人間ドックで高血糖を指摘されて私の外来を受診した。180cm、 88kgと恰幅が良く外人のような人だった。mbAlcは7.896。食習慣を尋ねると、「最近小さなィタリァ料理店を開いたばかりで、自分一人で調理し味見をするので、少しずつですが、ずTつと食べている状態です」とのこと。商社マンだったが妻と雞婚し、自分でイタリアや二ュ-ョ-クのイタリア料理店を食べ歩いて研究し、簡業したそうである。運動習慣を聞くと「昼前から夜中までキッチンで立ちつ放しで足が浮腫むが、運動する時間はまったくなし」。