現代自·欧州事業、現地開発戦略車と東欧·ロシア4工場体制でシェア拡大図る

摘要

現代自グループが欧州事業を強化している。現地開発戦略車による製品ラインの刷新、現地生産体制の強化、ブランドイメージの改善を3本柱に据えて、プレゼンスの拡大を図る方針である。現代自は、2007～2008年にi30、i10、i20を販売開始し、主力のA～Cセグメントを強化した。2010年にはi40、ix35が投入され、乗用車からSUVまでの全ての主力製品が車名に「i」を冠する新モデルに切り替わる。起亜はcee'dに続く欧州戦略車であるVengaを2010年に販売開始するが、これらのモデルには7年間の品質保証期間を設けることで、信頼性を訴求し、ブランドイメージの改善につなげたい考えである。また、新製品の投入に合わせて、生産体制の強化も進展しており、2011年には4工場80万台体制が整う。