アジア10ヵ国セグメント分析、インドを中心に小排気量乗用車の宙要が増加

摘要

アジア10ヵ国の自動車販売をセグメント分析すると、インドでの小排気量乗用車の需要拡大に牽引され2009年も1.6l未満の小型乗用車の需要拡大が継続した一方、2.0l以下の乗用車などに対する自動車市場刺激策が導入された韓国や台湾では1.6l以上の中型乗用車の販売台数も拡大した。新興市場での経済成長主導による小排気量乗用車需要の増大に対して、中排気量乗用車は成熟市場での政策による部分も大きく、需要拡大の背景は異なる。タイでの販売が7割超を占めるピックアップは減少が続く一方、SUV販売は韓国での市場刺激策が奏効し拡大した。小型商用車が拡大したものの、中大型商用車は最大市場であるインドでの需要の落ち込みの影響から35万台にまで落ち込んだ。