顔面神経と神経伝達物質

摘要

末梢性顔面神経麻痔は当然のことながら障害部位は末梢部であり、その病態は過去さまざまな動物モデルによって形態学的免疫細織学的に観察され、現在はFallopio管内の乏血浮腫による絞抱麻痔と考えられている。 これらの結果を踏まえ顔面神経麻痔の治療、すなわち機能回復や神経再生をめざすためには、この絞振麻痔をいかに開放するかという事に焦点が当てられてきた。