コンサルタント委員会

摘要

耐震設計技術者を取り巻く環境は大きくかつ急速に変化した。土木学会コンサルタント委員会は，「阪神#12539;淡路大震災対応技術特別研究委員会」に参画するとともに，その成果を受けて実務面の課題に取り組んだ。 精力的に行われたさまざまな研究に基づく「設計および設計技術の高度化」，公共事業の品質向上を目指した「設計の性能規定化」，さらに本格的なストックの時代を間近に「既存不適格構造物への防災投資」など，ニーズが複雑になった。 防災技術そのものの研究開発とは別に，技術者自身のあり方や防災リスクマネジメントの必要性など，深刻な問題を抱えることになった。