ウェアラブル機器にも感覚評価技術の導入や着心地の評価を！

摘要

近年、ウェアラブルコンピュータという言葉をよく聞く。 コンピュータを着る時代になった、ウェアラブルな機械の時代だと、さまざまな学会や本で“ウェアラブル”に関心が持たれている。 1979年にソニー㈱のウォークマンが発表され、情報機器を身に付けるというカルチャー自体が生まれた境からウェアラブルの先駆者であるSteve Mann氏はコンピュータを身にまとい始め、その後、ウェアラブルコンピュータという名前を提唱している。 当初は高性能の機械を背負って歩くというようなイメージでウェアラブルであり、繊維とはあまり関係が無いように思われた。 もともと被服分野では、“被服とは、衣服だけでなく身につけるものすべて、たとえば帽子や靴、めがねなどを含む”と、言葉の使い分けをしてきた。