Clock tree遅延解析技術に関する研究

摘要

VLSI clock treeに関して、Spiceを用いずに高速·高精度な遅延解析が可能となる解析mechanismを提案する．intercomectに関しては微分方程式を解く代わりに確率gameであるRandom Walkを用いて出力waveform 計算効率向上を図り、bufferに関しては伝播してきたwaveform情報をreductionさせることで情報量を圧縮し、出力waveform計算効率の向上を図っている．またこれらのmechanismを組み合わせてwaveform level遅延解析システムPD_Waveを構築してGPGPU上にimplement し、VLSI chip clock pinから終端F／Pにいたるpathごとの遅延解析をparallel処理させる技術の開発を行った．H-tree型clock tree［1］［2］の例では、実用上十分な解析精度を保ちつつ対Spice処理速度247x-853xの高速化が可能となった．