雲量を考慮した空の環境マップ生成手法

摘要

コンピュータグラフィクスを用いて屋外景観を生成する際，空はシーンのリアリティを左右する重要な要素である．空の代表的な表示方法の一つである環境マッピングを用いることで，背景の表示や，オブジェクトへの映り込みの表現が可能である．しかし，実写画像を環境マップとして利用した際に，必ずしもユーザが所望する結果が得られるとは限らない．本研究では，ユーザが所望する空の環境マップを生成する手法を提案する．提案手法では空の実写画像を複数枚用いてシームレスな合成を行うことで，違和感なく所望の空の環境マップを得ることが出来る．