プロポーショナルフェアネス規範に基づく干渉制御パターンの影響に関する特性評価

摘要

移動通信において，隣接する基地局間のセル間干渉により特性が大幅に劣化するため，セル間干渉の低減は重要である．セル間干渉制御（ICIC：Inter-Cell Interference Coordination）は，セル間干渉低減に有効な要素技術で，従来から広く用いられている．本報告では，プロポーショナルフェアネス（PF：Proportional Fairness）規範に基づいて無線リソース量，そして割り当て量を凸最適化する手法を用いて，干渉制御パターンの影響，及び無線リソースの送信電力の影響について計算機シミュレーションで評価する．