輸入金品申の4種特定原材料の含有調査における2種イムノクロマトキットの応用

摘要

近年，アレルギー物質を含む食品に起因する健康危害を防止するため，表示による情報提供が求められている．平成13年4月の食品衛生法関連法令の改定に伴って，平成14年4月からアレルギー物質を含む食品の表示が義務づけられた．特定原材料のうち，発症数，アレルギー症状の重篤度などから卵，牛乳，小麦　 落花生，そばの5種類について，流通段階のすべてにおいて表示を義務づけ，平成17年の関連法実の改正を含めると，そのはかに20種類の特定原材料（あわび，いか，いくら，えび，オレンジ，かに，牛肉，くるみ，さけ，さば，大豆，キウイフルーツ，鶏肉，豚肉，まったけ，もも，やまいも，りんご，ゼラチン，バナナ）についても，表示することが推奨されている．