首都高速埼玉新都心線の地下水流保全対策

摘要

首都高速埼玉新都心線のトンネル区間は，さいたま市大宮区上子町からさいたま新都心を経由して大宮区北袋町までの延長2.9kmである．このうち，大宮区上子町から中央区新都心まで1.4kmが平成16年5月26日に開通した． 本建設地域の地質は表層部に沖積層の粘性土層，その下層には洪積層の砂質#12539;砂礫層で構成されている．透水層である砂質#12539;砂礫層の地下水の流れは北から南へ流れているが，本トンネル区間は東西方向に建設され，施工方法は一部を除き開削工法である．