事象発生頻度の変化を表現するための論理

摘要

本論の目的は，データベースに記録される時系列データ上に記録される事象の発生頻度の変化を表現するための形式言語，および，その意味論によって構成される頻度論理を提案することである．事象の変化を表現するために，統計学における検定の理論が用いられる．また，頻度論理によって表現される独特な性質として，事象の偏在性についても述べる．