編集後記

摘要

今年6月末からの梅雨前線および台風3号によって福岡県と大 分県に大きな災害がもたらされました。この災害による死者?行 方不明者は8月末現在42名にもなっています。ご本人は勿論，残 されたご家族のことを思うと残念でなりません。家屋の被害は 3,500件以上にもなり，それ以外の道路や鉄道?河川といった社会 インフラにも大きな被害が出ています。毎年のように頻発する異 常降雨によって，貴重な財産が失われる現実があり，私たちはぜ い弱な土地（地盤）の上で生活していることを改めて認識させら れます。一方，日本の社会インフラは高度成長期において急速に整備さ れたこともあり，多数の構築物が更新時期を迎えつつあります。 長く安心して暮らし続けるために私たちは知恵を絞らねばなりま せん。