車車間通信環境における見通し内伝搬損失推定

摘要

本稿では，車車間通信における伝搬損失特性のモデル化を目的として，交差点を有する見通し内直線道路上での低アンテナ高伝搬損失推定式を回帰分析により導出している．幾何光学理論に基づく計算機シミュレーションにより生成したデータに対して，伝搬距離，周波数道路鳳アンテナ高を説明変数として2スロープモデルによる回帰式を求めている.本回帰分析においては，2スロープのブレイクポイントの位置が回帰推定の重要な要素となるため?RMS残差が最小となるブレイクポイントの位置を求めている．また，本推定値と実測値との比較を行い，推定誤差を定量評価し，その有効性を確認している．