多重化IPトラヒックにおける局所ポアソン性の検証

摘要

本稿では、国内及び国際間のインターネットバックボーン回線で実測されたトラヒックデータを用いて、多重化されたIPパケットトラヒックの局所ポアソン性に関する検証を行う。 実測データによるトラヒック量の時間－分散解析を行い、多重IPトラヒックにおいて局所ポアソン性が存在することを確認する。 更に、サーバークライアント型のトラヒックに比べて、P2Pトラヒックは局所ポアソン性の発現する時間スケールが長くなることを示す。