FM一括変換型光映像伝送システム用広帯域光受信モジュール

摘要

アクセス系の高速化の要求が近年ますます高まり，Fiber-To-The-Home（FTTH）システムが実用化されつつある．CATV映像分配サービスを実現するFM一括変換型光映像伝送システムの端末装置用光受信モジュールは，GHzの広帯域信号処理と同時に量産しやすい構造設計により低価格化を実現することが要求されている．本論文では，斜め研磨ファイバを用いたシンプルな光学系とスタッド・バンプ・ボンディング（SBB）工法によるフリップチップ（FC）実装を組み合わせた，広帯域化と低価格化を両立できる新しい光受信モジュール構造を提案するとともに，その実現方法について考察する．