ユビキタス·ネットワークに関するユーザーニーズ調査結果について：ブロードバンド化の進展がもたらすユビキタス化への期待

摘要

多種多様なブロードバンド·ネットワークにいつでもどこでもアクセスできる「ユビキタス·ネットワーク」の実現に期待が寄せられている。 情報通信総合研究所と財団法人日本電信電話ユーザ協会は共同で、ユビキタス·ネットワークの利用イメージやサービスニーズについて、インターネットを使ったアンケート調査を実施した。 本調査では、ユーザーサイドの「ブロードバンド化」の動向を把握した上で、街角の公衆ブロードバンドとして注目される「ホットスポット」や次世代ネット端末と目される「情報家電」など、ユビキタス·ネットワークの新たな利用シーンに対してユーザーがどのようなニーズを持っているかを調査したものである。前年度実施した「ブロードバンド·ネットワーク」に関する調査では、ネットワーク環境のブロードバンド化が進みつつあり、ブロードバンド·コンテンツに対する期待が高まっていることがわかった。 今回の調査では前年度に比べてさらなるブロードバンド化の進展が確認され、ブロードバンドの先端ユーザーはユビキタス·ネットワークによる新たな生活環境の実現を強く期待していることがわかった。