特定用途向きプロセッサ開発システムASIP Meister

摘要

特定用途向きプロセッサは，アプリケーションに特化したプロセッサである．特定用途に限定されることで，コスト性能比の高い実装を可能とする．ASIP Meisterは，特定用途向きプロセッサの開発システムであり，短期間でのプロセッサ設計を可能とする．設計者はパイプラインの詳細な制御を記述せずに，パイプライン·プロセッサを設計することができる．本稿では，はじめにASIP Meisterの構成とASIP Meisterを用いた設計フローについて説明する．ASIP Meisterでは，専用のGUI画面上から，各設計段階で必要となる項目を入九選択していくことで，ASIP設計を進めていく．ケーススタディとして，ASIP Meisterを用いて数種のRISCプロセッサを設計した事例について紹介する．