技能伝承は経営戦略の大きなカギ: 「3つの柱」を基軸に技能伝承活動を展開

摘要

日本の経済を支える「モノづくり」の技能者。 多くの熟練技能者が定年退職する、いわゆる「2007年問題」は、製造現場がもっとも深刻な打撃を受ける問題といっても過言てはない。 とくにこの1年間は、熟練技能者からの技能伝承か、各製造現場において経営戦略の大きなカギとなることは間違いのない事実である。 ここで大手特殊鋼メーカーである大同特殊鋼の技能伝承への取組みを例に、技能伝承活動の実情や活動を進めていく上での課題を紹介する。