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低磁気緯度地方における電離層活動のSBASへの影響

机译:低磁気緯度地方における電離層活動のSBASへの影響

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摘要

現行のICAO SBASにおける電離層遅延補正方式では,経緯度で5度毎の格子点における垂直遅延量が放送され,ユーザ受信機は自分の位置における遅延量を内挿により求めて補正することとされている。 この方式は主に北米大陸における電離層観測デー夕に基づいて考えられたものであるが,この地域の磁気緯度は中程度であって,電離層活動はそれほど激しくない。したがって,低磁気緯度地方でのSBASの利用にあたっては,現行のSBAS方式により所要の電離層遅延補正を行えるかどうか十分な検討を要するところである。 このため,現行SBASの補正能力について日本付近における電離層遅延観測データを用いて検討した結果,電離層活動が清発でない場合には比較的良好な補正を得られるが,磁気嵐発生時には補正しきれない大きな残差を生じる可能性があることなどがわかった。
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